COLUMN
エンジニアがお答え
「制御盤コラム」
■ 制御盤の箱・筐体(きょうたい)ってどんなものなの??
制御盤はいったいどういう箱を使用しているのでしょうか?
一般的な制御盤は、
鉄(鋼板)でできたBOXに
焼付塗装したものがポピュラーです。
主に使用される材質は
・鉄(鋼板)
・ステンレス
・アルミ
・樹脂
などが多く、
大半の制御盤は、上記の材料で作られています。
どの材料を選択するかは、主に使用環境によって異なってきます。
たとえば塩害(海の近く)などで錆(さび)やすい
環境の場合は、錆に強いステンレスの制御盤で
製作するケースが多いです。
また、鉄(鋼板)で作った制御盤でも、メッキなどの表面処理をして錆などの対策をすることもあります。
小さなコントロールBOXを製作する場合は、軽さなどを重視して
アルミで製作することが多いです。
使用環境・品質・コスト・使いやすさを考慮して制御盤に使用する材料を選定します。
制御盤の箱の構造も色々あります。
主には防水性・防塵性(ほこりやちり)の対策がどの程度必要か?
によって箱の構造も環境に合ったものを製作します。
例えば、防水性の無い構造の制御盤を屋外で使用したらどうなるでしょうか?
当然雨水が制御盤内に侵入して
電気部品の故障や大きな事故につながる場合もあります。
なお防水性と防塵性を、IP〇〇という表記をすることによって、
どの程度の防水性と防塵性があるかが、わかりやすくなっています。
制御盤の大きさなどは、
市販の制御BOXメーカーである程度ラインナップがありますが、
板金製作で制御盤製作する場合も多々あります。
次回は制御盤の塗装ってどうなっているの??です。
制御盤.jpよろしくお願いします!